矢口美羽が好きな理由2

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珍しく上司が、自分が残業しようとしたら「明日でいいよ」と言ってくれた。やっぱり気難しいだけでこっちが誠意を見せたら応えてくれる人なのかも。

さて、昨日は矢口美羽が好きな理由がどうしようもなく他人を重んじるからだと書きました。
では今日は別の切り口から美羽が好きな理由を書いていきたいと思います。

それは、彼女が純粋に美しいからです。

外見とか性格が、じゃなくて、矢口美羽という存在が美しいからです。

まず、彼女の美しいところ、それは一にも二にも

「純粋」(ピュア)

これに尽きます。

美羽は、よく他のアイドルの良さを素直に褒めたり、尊敬したりします。具体的には、ライバルとして登場し、負けると相手(つまりこちら)が輝いている、だから自分もそれを学びたい、もっと輝きたいと思うこと。高垣楓や上田鈴帆の一見すると奇天烈な言動(ギャグや被り物芸)を凄いと尊敬する。人付き合いや女の子らしい私服になれていない村上巴のワンピース姿を似合っていると褒める。城ヶ崎莉嘉や関裕美の中にある輝きや可愛さを素直に言葉にする。といった具合に。
実際、他人の良さを素直に認め、それを声にするというのは、どんどん難しくなっているように思えます。それは年をとればとるほどそうだし、いる環境によっては余計それができなくなります。芸能界などまさにそういう世界じゃないでしょうか(競争社会のイメージとかからの勝手な主観だけど)。

昔、とある漫画で、塾の試験で特別いい成績を収めたクラスメートを褒める息子(本人は普通)を見て、負けてもなおへらへらする子に腹が立つと言った母を、「友達の凄いところを素直に褒められるってすげーと思わないか?」と諭した主人公の教師(その子らの担任でその母の幼馴染)がいた。(なおこの教師は母のことも頑張り屋さんだってことだとフォローしている)

凄いと認めることは、ある意味負けることなのかもしれない。何かに認められなければなど、世間を気にすればするほど認めることは難しくなっていく。
だからこそ、相手の凄さを認めることは、世間を知らないから純粋なのかもしれないし、逆に、世間を知って尚、そういう純粋な心を持ち続けられる強さなのかもしれない。少なくとも僕は後者だと思うし、それが事実でいいと思う。

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その「相手の良さを認める心」に加え、それでいて前を向くことも、美羽の純粋さの表れだと思う。美羽はアイドルの中でも「頑張ります」という言葉を使う比率がものすごく多い。どれだけ多いかというと、合計で16回頑張りますと言っている。カードが全部で7種類であるため(正確には8種類だがセリフが全く同じものが1種類あるため除外)、1種類につき平均2回以上言っているということになるほどです。それだけ彼女がいかに頑張ろうとしてるのかが感じられる。また、この頑張りますは、実はどんどん減って行って、ある言葉に変わっている。
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それが、「楽しみます」だ。
「頑張る」から「楽しむ」に変わるところ。やってることは同じアイドル活動。それを「楽しむ」と言う比率が増えてきたことで、彼女がアイドルにどんどん前向きになっているのがわかります。
そして、彼女の根っこにあるのは「みんなを楽しませること」「みんなと一緒に楽しむこと」であるが、その方法が微妙にずれているため、結構な確率で失敗しています。それでも、彼女はその失敗を引きずったりしないし、すぐに前を向いて楽しくアイドルをしていく。

前を向くことはとても大事だ。希望がなければ、前を向けなければ、その先へ進めないのだから。

ここまでは、美羽の「光」の純粋な面を語ってきたが、彼女の純粋さは光ばかりを生み出すものではない。「影」も生み出す。
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美羽は、シンデレラガールズの中でも悩むことや壁にぶつかることが非常に多いアイドルである。明確に上手くいかない描写もなかなかに多い。
まず、アイドルとして最初の一歩を踏み出す時も、「学校の友達との時間が減ること」で少し迷っていた。
この迷いが生じるのは、美羽が友達を大切に思っていたからに他ならない。それだけ大事だったからこそ、迷いが生じたのだ。純粋に大切だから、それを削ることに抵抗があったのだ。
そして、アイドルとしての方向性に悩むこともあった。それを丁寧に書いているのが矢口美羽の物語の根っこなのだが、それについてはまた後日個別に書きたい。

そう言った悩みも、美羽がアイドルに対して真剣に向き合ってきて、だからこそ自分の足りないところが見えてきたから、凄い人が周りにいて、自分は大丈夫なのかという思いがより鮮明になってきたから出てきたものだと思うのです。ひたむきに向き合えば向き合うほど、多くのものが見えてくる。一つの物事に純粋だからこそ、思うようにいかない現実の壁に突き当たる。ましてや彼女はついこの間までは普通の少女だったのだから尚更だろう。
その悩みは3枚目のカード「悩めるお年頃」で完全にとはいかないが晴れたが、やはりひたむきな彼女。また壁に突き当たる。正確には、突き当たっていたことを知る機会が巡ってきた。それが「楽しい(賑やか)夏休み」なのです。
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それまで久しく見せていなかった、彼女の心の暗部。美羽はこの時自信を無くしていたことをようやく打ち明ける。それも悲しいくらいに前向きに。彼女は川に飛び込んで笑いを取ると言い出した。普通に岩が出ていて危険すぎる。だが、その根っこにあった思いは、夏にぐったりしている皆に、元気な笑いを届けたいという純粋な思いから。そして、さらにその根っこにあったのは、自分には体を張ることや何か面白いことを考えること(考える、というのが重要、言える、とは言ってない)ぐらいしかできないから、という自信のなさだったのだ。

「それしかないんじゃないよ……それがあるんだよ、キミには」

心の底からこう思った。これは、さだまさしの「あなたへ」のワンフレーズが重なった。

~私には歌しかないけれど 私には歌があるから いつもここで歌ってるから あなたを思って歌ってるから 幸せになれるまで~

出来ることをやれることの素晴らしさ、できることで、自分の心にある本当の思いを伝えること。それが大切なんだということ。元気な笑いを届けたいという美羽の純粋な思いを、自分ができることで伝えようとする。そこに、彼女の自信がなくてもそれでもそれしかできないけど、という思いがよりこの純粋な思いを強く、魅力的なものにさせている。光と影、二つの思いが交わっているが、その根っこにあるのは美羽の純粋な思いに他ならないから。

つまり、美羽は純粋であるがゆえに、その行動や思いがひたむきに前を向いている、だからこそ自身もなくすし悩むこともある。



光と影を併せ持っていて、だからこそより強い光を見せている。それが、彼女の美しさなのです。

以上、美羽の好きな理由その2、純粋さでした。

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Category: アイマス論

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