矢口美羽の夏休み 4日目後半

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浴衣の撮影というこの夏休みの一仕事をしっかり成功させた4日目の夏休み。
この夜、美羽はこの日の思い出を振り返る。

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この日の美羽が見る星空は、頑張った一日と重なっているから、きっと前よりはるかに輝いて映ったことだろう。

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この日は仕事の後に夏祭りにも行ったようだ。実際杏は完全に休暇だったからそれに合流した形なのかもしれない。
いつ仕事が決まったかは定かではないが、決まった時からずっと美羽はこの日を心待ちにしていたと言う。だからこそ、ずっと楽しみで、そして思った通りに楽しかったからこそ、そういうことが自然と口に出せる。楽しいことは楽しいと言えるというのは、実際純粋な魅力と言ってもいいだろう、少なくとも私はそう思う。

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莉嘉への気遣いも忘れない。太鼓叩きという貴重な経験ができておそらく莉嘉はとても楽しそうにしていたのだろう。そこにその楽しさをくみ取り、共感してあげる。当たり前のことかもしれないが、その当たり前をしっかりやる姿勢が美羽の魅力と言ってもいい。

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祭の思い出を振り返る美羽とP。自分のことばかりではなくしっかりPに訊く、コミュニケーションの基本だね。
意外にも運動神経はかなりよさそうな美羽も、輪投げみたいな細かいものは苦手らしい。そういえばぬ~べ~の立野広もそうだったな。サッカーはじめスポーツ全般がトップクラスだったけど卓球みたいな細かいスポーツは苦手と。美羽もそんな感じなのかもしれない。
信頼する人に頼んだほうが、でも自分がやっぱりやってみたい、そんな思いは、かつて高垣楓と組んだ時もあった。

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自分のパフォーマンスがいまいちで、高垣楓にすがったが、その次登場した楓は美羽のネタを遣いつつ、自分のネタも披露するという荒業を見せた。
これは、完全な考察だが、楽屋裏で楓がやると言い出した時、美羽がもう一度チャンスが欲しい、と縋ったのかもしれない。が、次は楓の番だからってことで楓が代弁すると。もしくは楓にすがるが「そのままでいいの?」と美羽にもう一度やってみないかと言いだしてみたか。
いずれにせよ、上手くいかなかったら上手くいくまで頑張りたい、という姿勢も矢口美羽らしい。

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杏が真っ先にバトンタッチする相手に美羽を選んだのもなかなかに興味深い。付き合いの長い莉嘉が無難ではないかとも思ったが。

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杏は美羽の姿勢を「情熱燃え過ぎ」「元気そう」とその快活さには一定の評価を示しているっぽかった。だから、その有り余る元気があるからまあバトンタッチしても問題ないだろうという意味で渡したのかもしれない。

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そして、これこそが美羽の本当の心の一つだと思う。彼女はあまりにも感極まると、考えていた理屈やら説明口調やらが全部吹き飛んで、「楽しい」という誰もが感じる気持だけがそこに残る。

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それこそが、誕生日美羽が見つけた「正面から言葉にする」ということに他ならない。これを見つけたのも、美羽の本当の気持ちだからかもしれない。
美羽が色々ダジャレにしても何にしても説明口調になるのは、自分一人だけがわかっていても意味がない、という思いの表れなのかもしれない。だが、それももちろん大事。だけど、自分の気持ちを正直に、ストレートに伝えることもまた大事なのだということを、彼女はしっかり感じているのだろう。

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こういった具合に。誕生日を迎える前にも美羽は正面から気持ちを言葉にしていることはよくある。
(実際、そういう美羽は凄まじい輝きを放っているのだが、それを正面から伝えると変に自覚して魅力を損ねる可能性があるから、本当は自分で気づくのが大事だから、あえて言わずに見守るのもまたありだよね)

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そして話は仕事の話に移る。浴衣の時も「ちょっとドキドキ」と言っていたが、実際はとてもドキドキしていたみたいだ。

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その理由の一つは、彼女がずっと感じていた不安、自信のなさ。思えば美羽がぶつかった大きな壁の一つに「自分とは何か」ってのがあった。周りの凄さを認めていて、だからこそ自分はいったい何があるのか、と言った悩み。どの方向に自分を伸ばせばいいのか、それが「悩めるお年頃」だ。その時から、自信のなさや不安はずっとついて回っていたのかもしれない。やっと見つけた「みんなを楽しませて一緒に自分も楽しむ」という方向性をハワイからフラワーガーデンは見せてきたわけだが、それでも結果はすぐについてこないことが多かったから、それもあってまた自信を無くしていたのかもしれない。
だが、そのドキドキも過去の話だ。しっかり仕事で成功をおさめ、彼女は自分を認められたのだから。

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そして、水着の時もそうだったが、Pがスーツのままなのを多少なりとも気にしているようだった。Pがあくまでもプロデューサー兼保護者で、一緒に楽しめてないのではないかと気にしているのかもしれない。だからこそ、一緒に楽しみたい、という思いがあったのかもしれないが。

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仕事の時「着なれなくて変な感じ」と言っていたが、着なれていないどころじゃなかった。初めてだったらしい。言ってしまえばぶっつけ本番の撮影仕事。しかも浴衣は普通の女の子でも着ることは結構ある。だから半端なものをアイドルの彼女が見せるのは許されない。似合ってるかどうか不安だったのも、着たことがなかったのならば頷ける。だがまあ、結果はお察しの通りプロに認められるほどの大成功だから、美羽はこれからきっと浴衣を着ることを誇ることができるだろう。

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そんな一日を振り返りながら見た星空、美羽には忘れられない思い出になったと言う。

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ここでしっかり笑どころを挟んでくるのはご愛嬌。裏返せば、それだけ空に夢中だったというのもあるから、単に笑い話だけになるモノでもない。

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それだけ夢中だったのはこんな星空が初めてだったから、それだけ惹かれていたということだろう。しかし、星空が凄いのは、田舎で空がきれいだから、それだけではない。

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星空が輝いて見えるのは、この日美羽が撮影を頑張り、プロに認められ、自分をしっかり肯定できるようになったから、美羽の心が以前よりもはるかに晴れたからというのもあるだろう。
美羽がここまでアイドルとして自信をつけたのは、アイドルをやったから、美羽が諦めなかったからだ。悩んで壁にぶつかっても、それを乗り越えるために色々模索を繰り返してきた。
悩みという名の雨が降ってきても、濡れないようにするのではなく、雨が上がる星空を信じ、美羽は挑戦を、模索を繰り返してきた。そして悩みぬいた後の彼女の景色は、雨に降られて綺麗な光を放つ町のような、宝石のような景色になったことだろう(意味不明)

ともあれ、美羽が「アイドルじゃなかったら見えなかった景色、作れなかった思い出」があると言ってくれたのは、Pとしてはとてもありがたいし、アイドルとしての彼女にとっては、「自分の心の持ちようで素敵な景色が見えること、正面から言葉にすることが大事なこと」を掴んでくれたと思うし、14歳の少女としての彼女にしても、そんな普通では手に入らなかった思い出、が今後の人生をより豊かにしてくれると思うと、それだけでも彼女をここに連れてきて、浴衣の撮影に挑戦させたことは意義があったと思う。

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虫やカエルの鳴き声も、うるさい雑音と取るか、賑やかな大合唱と取るかは人次第。だが美羽は後者と取って、一緒に楽しもうと、彼女もそのコーラスに参加した。
そこにいる人にしか聞けなかった矢口美羽feat昆虫合唱団の限定ライブ、見た人には宝石のような景色に映ったことだろう。
美羽にかかれば、どんな景色も宝石に変わるんだなと思わせる①シーンだった。

おまけ

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美羽は蛇がダメ。美羽の護衛には雪歩を推したいね。

余談だが、この記事のいくつかにミスチルの「エソラ」をちりばめた。ミスチルも美羽も「生きているときの流れ」を感じることが多いから、この二つの関連についてはいつか書きたい。

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Category: アイマス論

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